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●「高齢者ケアセンターゆらぎ」見学会報告 |
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高橋 希代子さん(ゲスト、NPO法人「らしさ」理事) |
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場所はJR埼京線指扇駅から徒歩8分、敷地面積3363.14u、地上3階建て鉄筋コンクリート造り、開設は平成12年4月1日。
定員は、入所100名、通所50名、入所費用負担額は月平均およそ7万円。
入所条件は65歳以上の要介護で、在宅介護が困難または寝たきりの人。
設置者は、医療法人財団新生会、施設長は平川汀子氏。
施設長の平川さんは、「高齢社会をよくする女性の会」会員であり、韓国の老人福祉施設訪問ツアーで、長沼さんとともにご一緒した仲間。
韓国で自己紹介した際、訪問させていただくお願いをしており、今回の見学会が実現した。
平川さんは、施設を建設する企画の段階から関わっており、利用者の立場で考えることはもちろん、介護スタッフが働きやすい施設をつくったそう。そのため、建築費は他よりやや高めとのこと。
車椅子での移動がしやすいよう、施設内はとても広々している。トイレもこれまで見学した施設の中で、もっとも広い印象を受けた。お風呂場も広く、皮膚病の薬を入れることを想定してステンレスの浴槽の淵に木の角材(ステンレスは冷たいので)を付けたオリジナルのものを使っている。
臭い対策のため洗濯物を一時保管するための専用ロッカーが並ぶ部屋や、ボランティアルーム、スタッフ休憩室、スタッフのシャワールームなど、他の施設にはない設備があった。
介護スタッフは40人、看護師9名(パート1名含む)、理学療法士3人(非常勤2名含む)、作業療法士3人(非常勤2名含む)、ケアマネージャー6名(在宅ケアマネ4名)、ケアマネ選任相談員2名。夜間は4名体制、1人で50人を介護するとのこと。夜勤の人数が多いと昼間が回らなくなる。入所者は、平均介護度3.6、入所期間平均1年(3ヶ月で出てもらうような対応は一切していない)。場合によっては、看取りも行う。
毎月、何かイベントをしており、訪問した日は「文化祭」だった。じゃがいもとサツマイモでポテトもちをつくって、入所者や家族で一緒にティータイム。私たち訪問者もご馳走になった。
展示品が多数あって、リハビリ目的で、カラフルなちり紙を丸めボンドで貼って絵に仕上げた大きな作品が目を引いた。手作り作品の数々を拝見し、ここが「老健」であることを、しばし忘れる。
ショートステイの利用者も、入所者と一緒に作品を作り、皆それを楽しみにしているという。
さらに、施設長の平川さんは、介護のベテランで、入所した初めての夜「初夜」が一番気を使う。特に認知症の人は、自分が動けないことを忘れてしまう。「寝たきり」の人なのに、ちょっと目を離したすきに、トイレで倒れていたりするという。介護の理想と現実には大きなギャップがあり、どんなに知識があっても、実際はあまり役に立たないことがあるなど、とても現実的なエピソードも色々教えてもらった。
設備も整い、スタッフも笑顔で働き、入所者はもちろんその家族からも慕われる、かなり理想的な老健だと感じた。
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(H17.5.14) |
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